団員が仲間と合わせる歌唱力の向上を目的として、毎年開催しているアンサンブル・コンテスト(2021年1月開催予定)の課題曲に“わたりどり”が選定されました。
こんな素晴らしい歌をアンサンブルで歌えることに感動を覚えます。
混声合唱曲「わたりどり」
北原白秋 作詞
大中恵 作曲
あの影は渡り鳥 あの輝きは雪
遠ければ遠いほど 空は青うて
高ければ高いほど 脈立つ山よ
ああ 乗鞍嶽 あの影は渡り鳥
乗鞍岳には万年雪で有名な大雪渓があり、毎年9月ごろに天高く青空にタカの渡りを見ることができる。
大中恩の合唱曲「わたりどり」は、北原白秋の詩と見事に相まって、美しくも哀愁漂う歌となっています。
1942年に東京音楽学校作曲科入学後、学徒動員で海軍に召集され、戦地で果てる覚悟で書いた合唱処女作なのです。